●ヴァイキングの新船2隻水素燃料化と追加2隻
ヴァイキング・クルーズとフィンカンティエーリ造船所は4月8日,アンコナ工場で建造中のヴァイキング・リブラViking Libra(スター級通算14番船)が2026年末までに就航し,船内に貯蔵した水素燃料を主燃料とする世界初のクルーズ客船になると発表した。液体水素と燃料電池を組み合わせたハイブリッド推進システムを採用し,ゼロエミッション運航を実現する。同様に水素燃料船となるヴァイキング・アストレアViking Astrea(15番船)も建造が進められ,2027年半ばの竣工を予定している。両船は54,300総トン,船客定員998人。また同日は2031年引渡し予定でリブラの姉妹船2隻の建造契約を交わしたことも明らかにした。これには2033年竣工予定の2隻のオプションが含まれる。
(VIKING CRUISES)