●マリックスラインの「クイーンコーラル クロス」進水

 鹿児島~奄美群島~沖縄航路を運航するマリックスラインの新フェリー,クイーンコーラル クロスが,去る6月26日,内海造船瀬戸田工場で進水した。式では共有船主の鉄道・運輸機構川崎審議役が命名し,マリックスラインの岩男社長が支綱を切断した。引渡しは来たる11月で,現有のクイーンコーラル8(4,945総トン,1999年竣工)に代わって12月から就航する予定。約8,000総トン,約3,776重量トン,全長145.0メートル,幅24.0メートル,主機ディーゼル,速力約21.0ノット,船客定員655名,車両搭載数トラック30台(12メートル換算),乗用車44台,コンテナ10フィート246個,20フィート8個積載。被代替船より大型化されて貨物・車両積載能力を増大,推進性能を向上させた省エネ船で,旅客設備は個室や階段式寝台を増設しプライバシーを重視した。船名は公募により決定。

                       (内海造船)