●マイヤー・ヴェルフトの全バッテリー電動クルーズ船 プロジェクト「ヴィジョン」発表
独マイヤー・ヴェルフトは4月9日,世界初の100パーセント・バッテリー電動クルーズ船プロジェクト「ヴィジョン」(Vision)を発表した。約82,000総トン,全長275メートル,船客1,856名で,コーヴァス・エナジー社(ノルウェー)のバッテリー・システムを搭載し,最大95パーセントのGHG排出削減を可能にする。最大の利点は船内排気ダクトとファンネルが不要となり,新しいサンデッキ設計が可能なこと。騒音や振動の低減で快適性も向上する。イラストでは最上デッキ前半部を全面ガラス張りの全天候エリアとし,後半部に眺望の利くプールやテラス・エリアを設けている。欧州の約100港で2030年までに必要充電インフラを整備予定とされ,エリア内の大部分のクルーズをカバーできるという。マイヤーでは今年中の発注で2031年に1番船が納入でき,発電機関搭載のハイブリッド・タイプなら,大西洋横断などにも対応可能としている。

(MEYER WERFT)