●スター・クルーズの3隻がスクラップへ

 GHK傘下のスター・クルーズ運航船3隻は,スクラップされる見通しである。海外メディアの報道によれば,近々回航要員が乗船し,係船先のマレーシアからインドのスクラップヤードに向かうとされる。3隻はスーパースター・ジェミナイSuperStar Gemini(50,764総トン,船客定員1,532人,1992年竣工),スーパースター・アクエリアスSuperStar Aquarius(51,039総トン,船客定員1,511人,1993年竣工),スター・パイシスStar Pisces(40,053総トン,船客定員1,009人,1991年竣工)で,日本でも馴染みの船だ。一方,メガヨット・タイプのザ・タイパンThe Taipan(3,370総トン,船客64人,1991年竣工)はドイツを拠点とする宗教団体OMインターナショナル傘下のOMシップスに移籍した。1年以上かけて改造し,洋上書店船ドュロス・ホープDoulos Hopeとして2023年に就航するという。同団体はロゴス・ホープLogos Hope(12,519総トン,1973年竣工)を運用しており,2隻体制で活動密度を高める。

                          (STAR CRUISES)