●サムスン重工が水素燃料電池推進システムでAiP取得

 韓国造船大手サムスン重工(SHI)は11月9日,液化水素燃料電池推進システムを開発し,ノルウェー船級協会(DNV)から基本設計承認(AiP)を取得したと発表した。液化水素と個体高分子形燃料電池(PEMFC:Polymer Electrolyte Membrane Fuel Cell)によって発電した電力を船舶の推進に用いる。韓国の水素関連企業ボムハン・フューエル・セル,ジョンウーE&E,エス&シスと共同で開発し,それぞれ舶用水素燃料電池,舶用水素タンク,ハイブリッド電源管理システムを担当した。なおこれに先立ち9月にSHIは,アメリカ船級協会(ABS)から2万立方メートル型液化水素運搬船の設計でAiPを取得している。

                           (SHI)