●コルシカ島航路のハイブリッド・フェリー建造開始

 仏ラ・メリディオナールの新造フェリー鋼板カット式が2月26日,建造所の中国招商局重工(CMI)金陵船舶(威海)造船所で行なわれた。2隻建造するうちの1番船で,契約総額は4億ユーロとされる。2027年に引渡しを予定し,マルセイユとコルシカ島を結ぶ航路に就航する。全長180メートル,船客932人で,MGOとLNGの二元燃料システムに大容量バッテリーと陸上電力システムを組み合わせた構成とされ,ポッド推進ユニットで航行。将来的にはバイオガスなどの使用も想定し,停泊中はGHG排出ゼロを実現する。内装デザインは仏ポナンの極地クルーズ客船ル・コマンダン・シャルコーLe Commandant Charcotを手掛けたチームが行なう。

                             (SDI)