●クルーズ各社紛争地域の寄港を敬遠

 10月7日に発生したハマスとイスラエルの武力衝突を受け,各船社はスケジュールの見直しやイスラエル寄港キャンセルなどの対応に追われ,影響が広がっている。

 MSCクルーズは,ハイファ発着の東地中海クルーズに就航していたMSCムジカMSC Musicaのコースを変更。乗船していたイスラエル人乗客800人をチャーターしたイスラエルのマノ・クルーズの客船で本国へ移送した。MSCオーケストラMSC Orchestraは,2023年11月〜2024年4月の紅海クルーズを中止し,スペイン拠点に変更。同社は1月13日までのハイファ発着を中止し,少なくともほかに6隻が影響を受けている。米RCIのラプソディ・オブ・ザ・シーズRhapsody of the Seasは10月のイスラエル発着をキャンセル。同船は米大使館の要請で避難するアメリカ人を乗せ10月16日にハイファからキプロスへ向かった。米ウインドスター・クルーズはスター・レジェンドStar Legendの2023年12月〜2024年4月の中東クルーズを西地中海に変更。洋上大学を運営するセメスター・アット・シーのワールド・オデッセイWorld Odysseyは,ベルギーからスエズ運河経由でタイへ向かうコースを急遽希望峰回りに変更して航海している。ほかにホランド・アメリカ・ライン,リージェント・セブン・シーズ・クルーズ,オーシャニア・クルーズ,ノルウェージャン・クルーズ・ライン,TUIクルーズ,アイーダ・クルーズ,セレスティアル・クルーズなどでコース変更などの対応が報じられた。

                         (MSC CRUISES)