●「MSCワールド・アメリカ」引渡し 同型船の3セレモニーを同時実施
MSCクルーズと仏アトランティーク造船所は3月27日,MSC客船3隻でそれぞれ建造の節目のセレモニーを行なって喜びに包まれた。まず次世代船「ワールド・クラス」の2番船MSCワールド・アメリカMSC World Americaの引渡しが行なわれた。同船は216,638総トン,全長333.3メートル,船客定員6,762人で,引渡し後大西洋を横断してマイアミへ向かい,新設されたMSCクルーズ・ターミナルで4月9日に命名式を実施,12日から東カリブ海クルーズにデビューした。続いて3番船となるMSCワールド・アジアMSC World Asiaの起工式が挙行され,伝統的なコインセレモニーで建造の節目を祝った。就航は2026-27年冬期を予定している。さらに同型4番船のスチール・カット式が行なわれ,船名がMSCワールド・アトランティックMSC World Atranticと発表,2027年後半の就航に向け建造が開始された。写真はMSCワールド・アメリカの引渡し式で船体にシャンパン・ボトルが砕けた瞬間と,4番船のスチール・カット式の模様。
(MSC CRUISES)