●「MEGRI 2040」プロジェクト「無人運航船の未来創造」の実証実験船「すざく」公開

 去る1月23日,「無人運航船の未来創造」と題した4つ目の無人運航船実証実験として,日本郵船グループの日本海洋科学が代表者を務めるDFFAS(Designing the Future of Full Autonomous Ship)コンソーシアム(国内30社)の実証実験船“すざく”が,報道陣に公開された。2月26日から3月1日にかけて,船舶の輻輳する東京湾~伊勢湾を往復して実証実験を行なう予定。当日は岸壁から70メートル沖合まで本船船長が操船,以降は無人運航となり,各種レーダーや赤外線カメラなどの画像認識装置を使用し,千葉県幕張に設けられた陸上支援センターの遠隔支援を受けながら航行する。“すざく”は鈴与海運が運航する内航コンテナ船で,主要目は749総トン,1,926重量トン,コンテナ積載量204TEU,全長94.7メートル,速力14.50ノット。2019年3月に本田重工業(佐伯)で建造された。

                           (鈴与海運)