●「ビルカ・ストックホルム」再就航へ

 スウェーデンのゴトランド・カンパニーは先頃,小型クルーズ客船ビルカ・ストックホルムBirka Stockholm(34,924総トン,船客1,800人,2004年竣工)を購入した。傘下のデスティネーション・ゴトランドが,2024年春からストックホルム~マリエハムン~ヴィズビーのバルト海でクルーズ客船として運航し,ゴトランド島へのアクセス補完も企図している。同船はビルカ・クルーズのストックホルム~マリエハムンの短距離クルーズで知られたが,新型コロナウイルスの影響で2020年3月に運航を停止し,船主のスウェーデンのエケロ・グループが売却先を探していた。売却額は約3,800万ユーロとされるが,一部では約1,200万ユーロに減額されたとも伝えられている。

                          (BIRKA CRUISES)