■ASEV搭載レーダーの陸上統合試験を開始

 9月30日,防衛省は,米ロッキード・マーチンの試験施設に搭載中のイージス・システム搭載艦(ASEV)1番艦用のSPY-7(V)1レーダーが,艦艇搭載化に向けた統合試験を開始したと発表した。このSPY-7(V)1のアンテナは本年6月に同社から防衛省に納品され,同社の試験施設に組み込み試験に備えていたもので,イージス武器システムに連接し,実目標の捜索,探知,識別,追尾等,レーダーとしての一連の機能が検証される。さらに今後は2番艦向けアンテナの試験も予定されており,これらは試験終了後,日本に輸送され,造船所で建造中の艦に搭載される。