■防衛有識者会議が原潜の保有検討を提言

 昨年2月に防衛省が設置した防衛有識者会議(座長榊原元経団連会長ほか16名)は,9月19日,近く改訂される国家防衛戦略等についての提言を発表した。提言では,わが国周辺国の活動が活発化する中,反撃能力や継戦能力も含め,抑止力・対処力のさらなる強化を喫緊の課題とし,無人アセットやVLS搭載潜水艦等の戦略装備の導入を検討すべきと記した。さらにVLS搭載潜水艦については,「次世代の動力」の活用(原潜保有)を検討し,必要な研究・技術開発を行なっていくべきであるとしている。