■新型海洋観測艦「あかし」進水

 2025年5月29日,令和4年度計画による新型海洋観測艦“あかし”が,建造所の三菱重工下関造船所で進水した。本艦は6年8月20日に起工されていたもので,竣工は8年3月の予定。艦名は兵庫県南部の景勝地である明石海岸に由来し,海上自衛隊としては先代の海洋観測艦に続き2代目,日本海軍から数えると4代目(初代は防護巡洋艦,2代目は工作艦)となる。基準排水量3,500トン。全長113.7メートル,幅17.8メートル,深さ9.2メートル,主機ディーゼル電気推進,出力4,600馬力,2軸(アジマス・プロペラ),速力16ノット,乗員約90名。