■八戸でMQ-9B偵察型無人機の試験的運用を開始

 5月9日,海上自衛隊は,八戸航空基地の第2航空群で, 試験的に導入したMQ-9Bシーガーディアン無人機の実運用テストを開始した。これは,現在,海上自衛隊が固定翼哨戒機で行なっている警戒監視などの任務の一部を,将来的に無操縦者航空機により代替可能か検証するものである。MQ-9B は,米空軍のMQ-9リーパー攻撃型無人機をベースに,海上偵察仕様に変更したもの。

 すでにわが国では,昨年10月から,海上保安庁が八戸航空基地で,リース契約によってMQ-9Bの運用を行なっており,5月9日現在は3機体制となっている。海上自衛隊が実運用テストを行なう機体は,海保の3機目の機体と共用である。