■令和4年度日米共同統合演習を実施

 11月10〜19日,自衛隊と米軍は,南西諸島周辺などわが国周辺の海空域等において,令和4年度日米共同統合演習(実動演習,Keen Sword 23)を実施した。本演習はグレーゾーンから武力攻撃事態における一連の状況を想定したもので,イギリス,カナダ,オーストラリア も加わった。

 主な参加部隊は日本が艦艇約20隻,航空機約 250機,アメリカが艦艇約 10隻,航空機約 120機,イギリスが艦艇1隻,カナダが艦艇2隻,航空機1機,オーストラリアが艦艇1隻,航空機1機。今回の演習には第5世代戦闘機であるF-35,陸上自衛隊のV-22等の新規装備品や日米の宇宙作戦部隊,米陸軍のマルチドメイン任務部隊が参加し,水陸両用作戦や陸海空に係る作戦,統合後方補給,宇宙,サイバーおよび電磁波に関する領域と従来の領域の連携に係る訓練を行なった。