米海軍向けの新造艦納入

 ハンチントン・インガルス(HII)のインガルス造船所で建造したサン・ア
ントニオSan Antonio級ドック型輸送揚陸艦の13番艦リチャードM.マックール
Jr. Richard M. McCool Jr. LPD-29が,4月11日に米海軍に納入された。同艦
は,RTX製の新型レーダー,EASR(Enterprise Air Surveillance Radar)こと
AN/SPY-6(V)2を初めて搭載している。
 同じHIIのニューポート・ニューズ造船所で建造したヴァージニアVirginia
級攻撃原潜の23番艦ニュー・ジャージーNew Jersey SSN-796は,4月25日に米
海軍に引き渡された。この艦名は,戦艦のBB-16,BB-62に続いて3隻目。同艦
はヴァージニア級では初めて,当初から女性乗組員の居住を考慮に入れた設計
がなされている。独立した寝室やシャワー室を設けるほか,身長の低さに配慮
して,一部のバルブについて取付位置を下げたり,3段ベッドの上段に上がり
やすくするためのステップを追加したりといった設計変更がなされている。