●新型クルーズ船「MSCグランディオーサ」試運転完了

 仏アトランティーク造船所で建造されているMSCクルーズの新船MSCグランディオーサが,去る8月28~31日に実施した北大西洋での試運転を成功裏に終了した。本船はメラヴィリア・プラス級の1番船で,2017年デビューのMSCメラヴィリアMSC Meravigliaの拡大版。MSCクルーズの次世代客船シリーズ6隻の5番船に当たる。181,000総トン,最大船客定員6,334名(メラヴィリアは171,598総トン,最大定員5,701名)で,同社船隊で最も大型であり,最新機器や最新テクノロジーの導入によって最も高効率かつ環境に優しい船になっている。10月31日に引渡しを予定し,11月9日にハンブルクで命名式を挙行する。なお同所では引き続き同型2番船MSCヴィルトゥオーザMSC Virtuosaを建造中で,こちらは2020年9月竣工の予定。

(B. BIGER & CHANTIERS DE L’ATLANTIQUE/COURTESY OF MSC CRUISES)