仏ネオライン・アルマチュールの風力推進RORO貨物船の１番船ネオライナー・オリジンNeoliner Originが，１月30日，トルコのRMKマリンで進水した。アトランティーク造船所が開発したソリッド・セイルを用いる世界初の帆走RORO船で，来たる６月下旬に竣工し，北大西洋航路に就航する。13,278総トン，全長136メートルで，レーン長1,200メートルまたは265TEUを積載。高さ76メートルの２本マストにソリッド・セイルを２基備え，航海速力11ノットを想定している。ルートはパイロットラインとしてサン・ナゼール〜仏領サンピエール島＆ミクロン島（ニューファンドランド島の南）〜ボルティモア〜ハリファックスを定期で運航，同サイズの従来船比で最大80パーセントのGHG削減が期待できるという。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（NEOLINE ARMATEUR）