●巡視船「もとうら」が解役

 12月22日,巡視船“もとうら”(PM-12)が解役された。本船は昭和60年度(1985年度)計画で四国ドックにて建造され,同61年11月21日に就役した“なつい”型の12番船。就役当初は浦河海上保安署(第1管区)に配属され,平成24年(2012年)に稚内海上保安部(第1管区)に転属となった。公称船型は500トン型。

 本船は,ロシア国境警備隊による日本漁船拿捕への対応に加え,利尻島や礼文島での急患搬送に従事していた。なお,解役に先立つ同16日,稚内港で網信幸稚内海保部長や工藤広稚内市長が参列のもと見送り式が開催され,小松久祥船長に花束が贈呈された。