●今治造船とJMUが資本提携と合弁会社設立の契約を締結

 今治造船とジャパン マリンユナイテッド(JMU)は3月27日,昨年11月29日付けで発表していた両社の資本業務提携と合弁会社設立について,契約を締結したと発表した。両社の商船事業の国際競争力強化を目的としたもので,今治造船によるJMU新発行株式の引受け,共同営業および設計実施合弁会社の設立,仕様の統一推進によるマスプロダクト効果の追求,ブロックや大物艤装品製造所集約などの生産協力などを実施する。10月1日に設立予定の合弁会社は,社名を日本シップヤード株式会社(NSY:Nihon Shipyard Co., Ltd.)とし,資本金は1億円,出資比率は今治造船が51パーセント,JMUが49パーセントで,従業員は約500名。LNG船を除くすべての一般商船を対象としてマーケティングから企画開発,受注営業,基本設計などを行なう。なおこの契約は,国内外の関係当局の承認取得が条件になっている。