●ヴァージン・ヴォヤージの「スカーレット・レディ」竣工!

 ヴァージン・ヴォヤージの新船スカーレット・レディScarlet Ladyが,去る2月14日,建造所の伊フィンカンティエーリ造船所ジェノア・セストリ・ポネンテ工場で引き渡された。“レディ・クラス”と称する4隻建造予定の1番船で,4月1日に就航の予定だったが,新型コロナウイルスの影響で8月まで延期された。同社は2014年に設立されたリチャード・ブランソン氏率いるヴァージン・グループの新しいクルーズ・ブランド。第1船の本船から,最新機器による高エネルギー効率設計とカーボン・オフセットの購入により,GHG(温室効果ガス)排出量を相殺しており,同社は運航開始時点からカーボン・ニュートラルな初のクルーズ船社となる。108,192総トン,全長277.2メートル,幅38.0メートル,吃水8.3メートル,主機ディーゼル・エレクトリック,2軸,総出力65,260馬力(48,000キロワット),速力20.0ノット,船客定員2,770名,乗員1,160名。なお引き続き2番船ヴァリアント・レディValiant Ladyが2021年,さらに3,4番船が22,23年に竣工の予定。

                         (VIRGIN VOYAGES)