●マースクの16,000TEU型メタノール燃料コンテナ船「アストリッド・マースク」横浜で命名式挙行

 去る4月4日,コンテナ船サービス世界大手マースクのメタノール燃料コンテナ船が,横浜大黒埠頭で命名式を実施し関係者やメディアに披露された。アストリッド・マースクと命名された本船は,韓国HD現代重工で建造中の16,000TEU型12隻シリーズ2番船で,メタノール燃料のコンテナ船としては昨年9月命名のラウラ・マースクLaura Maersk(27,958総トン,2,100TEU),去る1月の本シリーズ1番船(4月号カラー頁参照)に続く通算3隻目になる。172,093総トン,190,567重量トン,全長350.6メートル,幅53.5メートル,主機メタノール二元燃料ディーゼル1基,1軸,コンテナ積載数16,592TEU。マースクでは現在「All the Way to Zero」をキャッチコピーに,メタノール燃料コンテナ船をさらに12隻(17,000TEU 型6隻,9,000TEU 型6隻)発注済みで,全25隻が2027年までに竣工予定となっており,海運のGHG削減に大きく貢献することとなる。

                          (MAERSK)