1997年 10月号

新型潜水艦「おやしお」公試開始!

 去る7月10日,海上自衛隊の新型潜水艦“おやしお”が出動公試を開始した。写真は同18日,第2回公試を終えて神戸港に帰投した折の撮影。本艦は平成5年度計画により川崎重工神戸工場で建造されたもので,船体デザインを一新し,コンフォーマル・ソナー,遮音タイルなど数々の新機軸を盛り込んでおり,これからの海上自衛隊の潜水艦のあり方を示すものとして注目される。基準排水量2,700トン,全長82メートル,幅8.9メートル,吃水7.4メートル,主機ディーゼル・エレクトリック,1軸,出力7,700馬力,水中速力20ノットで,兵装は533ミリ魚雷発射管6門(ハープーンUSMと機雷を発射可能)。

写真:井上 孝司


神戸港に帰投した“おやしお”。本艦は船体構造に部分複殻式を採用したため,船体ラインも“はるしお”型までの涙滴型とは大きく異なり,水平部分がかなり長くなった。

艦前半部のクローズアップ。艦首内部は上半分に魚雷発射管,下半分にメイン・ソナーを配しており,ソナーを艦首,魚雷発射管を船体中央付近に配していた従来のレイアウトとは大きく変わった。

左舷後方から見たシーン。末広がりのセイルの形状がよく分かる。上構でかくれた内殻後部にはTASS用のウインチが収められており,そこから伸びた鞘の一部が,上構末端の水線付近に見える。


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