1997年 10月号

呉地方隊の広島湾展示訓練

 去る7月27日,呉地方隊主催の展示訓練が広島湾で行なわれた。この訓練は26,27日の両日実施の予定で計画されていたが,中国地方を直撃した台風9号の影響で26日は中止,27日も全航空機と一部水上艦が参加を取り止めるなど規模は縮小されたが,それでも水上艦12隻と潜水艦1隻が参加し,乗艦者も約2,700名を数えている。

単縦陣から2列縦陣に移行中の水上艦部隊。先頭は練習艦“みねぐも”である。

<福島 良治>



舞鶴地方隊の富山湾ミニ展示訓練

 7月20,21日の両日,舞鶴地方隊は護衛艦5隻を主力とした展示訓練を富山湾で実施した。これは福井など地元地方連絡部の広報行事に協力したもので,隻数こそ少なかったものの,護衛艦隊からイージス艦“きりしま”が参加しており,好天にも恵まれて両日合わせて4,000名が真夏のイベントを堪能した。写真はいずれも21日の撮影。

陣形運動中の護衛艦“あぶくま”(手前)と“じんつう”。両艦とも甲板上を埋めつくさんばかりの見学者を乗せている。

<福島 良治>



5管本部の大阪湾海上パレード

 去る7月20日,晴天の大阪湾淡路島沖で,第5管区海上保安本部主催による巡視船の体験航海「MSA クルーズ in 神戸」が行なわれた。公募された約1,200名の見学者は,巡視船“せっつ”“くわの”に分乗し,普段なかなか目にすることのできない巡視船艇のパレードや海難救助訓練に,大きな声援を送っていた。なお例年この時期になると,広報活動の一環として,各管区本部主催のミニ観閲式とでもいうべきイベントが催されるが,今年は尖閣諸島警備など本来の業務が多忙のため,全国的に規模の縮小や中止の傾向にある。

見学船“せっつ”“くわの”と反航する巡視船艇。手前から巡視艇“あやめ”“こまかぜ”“まやかぜ”“しきなみ”,巡視船“ひろみね”の順。

〈市栄 正樹〉


新造大型クルーズ船

「ラプソディ・オブ・ザ・シーズ」デビュー!

 ロイアル・カリビアン・インターナショナル(RCI)の新造船ラプソディ・オブ・ザ・シーズが,去る4月22日フランスのアトランティーク造船所で竣工し,6月14日からバンクーバーをベースにアラスカのレギュラー・クルーズについた。RCIが建造を進めているビジョン・シリーズの4番船で,同じ造船所で建造中の同型船(6番船)ビジョン・オブ・ザ・シーズは来年5月竣工の予定。主要目は78,491総トン,全長279.1メートル,幅32.2メートル,吃水7.6メートル,主機ディーゼル・エレクトリック,出力24,940馬力,2軸,航海速力22.3ノット,船客定員2,000名。昨年11月竣工したグランジャー・オブ・ザ・シーズを抜いて,現時点で同社の最大船となった。写真は6月5日,サンフランシスコ入港時の撮影。なお同社は先頃,カリブ海以外にも世界的規模でクルーズを行なっていることから,これまでのRCCL(Royal Caribbean Cruise Line)からRCI(Royal Caribbean International)に改称した

サンフランシスコの埠頭に横付けした姿。本船は4月22日に引き渡された後,5月19日からデビュー・クルーズとしてマイアミ発のパナマ運河クルーズを実施したが,同月23日,パナマ運河を通過した最大客船の記録を更新した。この後6月3日にはロサンゼルスで正式な命名式も行なわれている。なお本船に続くビジョン・シリーズ第5船エンチャントメント・オブ・ザ・シーズは,7月4日クヴァルネル・マサ造船所で竣工し,同12日に英サウサンプトンで命名セレモニーが行なわれた。

<A.KILK>


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