1997年 7月号

横須賀のO.H.ペリー級フリゲイト
ロドニー M.デイヴィスを見る

 今月のO.H.ペリー級特集にあわせ編集部では去る4月14日、米海軍横須賀基地においてその50番艦ロドニー M.デイヴィスFFG-60をつぶさに取材する機会を得た。折良く入渠修理中であったため、日頃目にする機会のない水線下の形状も子細に見ることができた。

写真:編集部


横須賀基地第4ドックで撮影したもので、ナイフのように鋭いステムの形状が印象的である。水線下のソナードームやビルジキール、フィンスタビライザーの位置もよく掌握できる。艦番号は低視認塗装で記されている。

艦尾やや右舷方向から見る。推進器は従来の米フリゲイトと同じく1軸で、出力4万馬力のガスタービンで可変ピッチプロペラを駆動し、28.5ノットの速力を得る。舵は1軸艦特有の水流の捻れに対処するため、センターラインから右よりにオフセットされている。艦尾右舷に2つ並んだ開口は、ニクシー対魚雷デコイ用、左舷のラッパ状の器具は、SQR-19曳航ソナーの繰り出し口である。

艦尾から望んだ飛行甲板。ヘリコプター発着艦支援装置(RAST)の点検中で、格納庫に向かって伸びる2本のガイドレールはカバーが外されている。

76ミリ単装砲。伊OTOメララ社が設計したベストセラー艦砲をライセンス生産したもので、米海軍の制式名はMk75。長大な上部構造物のほぼ中央に装備されており、シールドの外周にはステルス対策として、マット状のレーダー波吸収材が張り巡らされている。後方は、STIR射撃指揮装置で、76ミリ砲とスタンダードSAMの管制を行う。最近その基部に、これも同じくステルス対策としたレーダー波の乱反射を防ぐための構造物が設置されている。

艦橋の操艦コンソール。画面右手前には主機遠隔操縦用のスロットルが配置されている。前面パネル右下に見える舵輪はオモチャのように小さい。


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